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ー子どもたちのいい場面を教えてください。

正木:ほんとうにたくさんあるんですが、たとえば...このあいだ、キャンプで川の中でドジョウを採って食べるという遊びをしていました。ただドジョウを採るっていうだけの遊びの中に、たくさんの葛藤、ドラマ、物語があるんですよ。

まず川にドジョウがいることを知るところから遊びがはじまります。ではドジョウをどう採るのか? 子どもたちはいろいろ試行錯誤するんですが、ペットボトルで採ろうとしたりするけどぜんぜんダメで(笑)。その様子を見ながら、「誰かに聞きに行ったらどう?」と僕が言うと、子どもたちはキャンプ場のおじさんに聞きにいくわけです。そこでおじさんに聞いたやり方を試すんだけど、ドジョウもバカじゃないので(笑)、なかなか採れない。いろいろ試してさいごにはすっぽんぽんになって、川の中でじーっと動かない状態でドジョウが出てくるのを待っていたりする。ハンター役、水槽にいれる子、料理する子、と役割もだんだんできてきて、最終的にようやく採れた時の喜ぶ顔!

採れたドジョウは素揚げにして食べるんですが、こんな調子なのであんまりたくさん採れないんですよね、やっぱり(笑)。6−7組のグループがあって、採ったドジョウをみんなで分けるかどうかでまた激論がはじまるんです(笑)。最終的に分けることにするんですが、小さいどじょうをめちゃくちゃ細かく分ける。それを揚げてみんなに分けて食べた時の「うまい!!」というときの誇らしい顔!  という感じですね。

近藤:こないだはぬるぬる相撲大会っていうのをやってましたね。ブルーシートにシャンプーをぶちまけて相撲をするっていう(笑)。あれは楽しそうでしたね。ちなみにこの時はすこし雨が降っていたんです。外遊びびをする時に雨が降るのは、実は私たちもあんまり好みじゃなかったし、大人としてはちょっと苦手じゃないですか。でも最近は雨のほうが楽しい。子どもたちは雨なんて関係ないですからね。ドラム缶風呂もやってたかな。

正木:あと最近やって面白かったのは、森で映画をつくる、”森でキューチューブ”というプログラム。脚本から監督、役者、カメラワークもぜんぶ子どもたちが担当しました。子どもが「あれやって!」って大人に指示をするような場面、いつもの関係が逆転する面白さもあったりして。そういう大人もいっしょになって喜んでやってましたね。完成試写会では、参加した女の子は女優として舞台挨拶をしていて、完全になりきってましたね(笑)。

近藤:スタンツ発表の時間も面白いですよ。スタンツ発表は、遊びの終わりや寝る前にやる、自分の自慢話をする時間なんですが、眼がキラキラしています。普段だったらこんな言わないだろうなっていう子も、すごくいろいろ言いたがるんですよ。

正木:学校だと、きれいな正解を求められるけど、そうじゃなくて自分の感じてることや思ったことを発表して、発表するだけじゃなく、場を盛り上げるようになってきている。伝える喜びみたいなものがだんだん出てきて、漫才をしたり(笑)、いろいろ工夫するようになってきた。

近藤:いっしょに遊んでいる子どもたちが成長していってるんだなってことがよくわかります。昔よりも自由に面白がる子が増えてきた感じはしますね。昔は、「何したらいいの?」って大人に聞く子が多かったんですが、最近は自分で工夫して、創造して、面白がる子が増えてきた。ここ(森のほうかごがっこう)に来れば確実に面白がれる、という前提で来て、そういうモチベーションで遊んでる。

私たちも、昔はもうちょっと縛った遊び、プログラムをやらせるようなこともやっていたんですが、今は、「より面白い時間をどうつくれるか?」を考えて、自由な内容に変わってきました。やらされるよりも自分でやったほうがぜったい楽しい。失敗もケンカもあってよくて、とにかくすべてを共有したほうが抜群に面白くなるんです。”教えて育てる”のではなく、”共に育つ”。子どもが主役なんですね。

正木:変な言い方かもしれませんが、子どもたちを、”子ども扱いしない”ということ。そして大人も、子どもに合わせるのではなく、大人も面白いというのが大事。子どもが7歳だったら、「7年生きている」ということをちゃんとリスペクトして認める。「子どもだからできないでしょ。教えてあげるよ」というのは違うなと。最初のころはちょいちょい怒ることもありましたけど、最近は怒る必要がほとんどないですね。

近藤:スタッフもそのことを分かってきたし。子どもの乗せ方を知ってる。

正木:もちろん怪我につながることは言いますけど、それは怒るのではなく、いっしょに考える機会として。失敗したほうがおもしろいしね。

ースタッフの話が出ましたが、どんな人たちがこの森のほうかご学校のスタッフとして関わっているんですか?

正木:学生もいれば社会人もいます。教員もいるし看護師もいる。教育系の学生は意外といないかもしれないですね。建築とか他の分野の学生ばっかりで、だいたいみんな”野生”のある人たちが多い。

スタッフの大学生たちは、学校にだんだん行かなくなって(笑)、こっちに来ることが増えてきてるみたいです。楽しいことを見つけちゃったんでしょうね。子どもたちを見ながら、学生たちも自分のやりたいことを見つけるヒントがたくさんあるからかな。子どもに影響されて、子どもも大人も関係なくなるというか。現場にはいろんな人が混ざっていて、創っていくエネルギーに溢れてるから、なんかやりたくなるんじゃないでしょうかね。

ーこれからの活動や目指すところとしてはどんなことを考えていますか?

正木:新しくつくっていることとしては、坂井市の竹田にアジトを作っています。木材工場を改造して、パパたちが集まることができて、DIYで椅子とかいろいろなものをつくれる場所にしようとしています。裏には竹田川が流れていてとってもいいところなんですよ。

あとは足羽山でお茶屋をつくっています。古い一軒家をお茶屋、カフェみたいな場所にしようと。足羽山は、最終的に山全体が園舎の森のようちえんみたいになったらいいなと考えています。

大きな方向性としては、「子どもの育ちを中心にした地域づくり」をもっとやっていこうと考えています。理念や運動ではなく、子どもを中心として豊かになっていく地域。”子どものための”という理由がある地域づくりを、持続可能なかたちでやっていきたい。そういう目的が無いと、子ども視点の大人も増えないですし、大人もやっぱり楽しくないと思うんですね。子どもも遊ぶ、大人も遊ぶ地域。

そういう地域、そういう居場所がたくさん、至るところにあればいいなって。もし学校が居づらかったら、ほかに行くところがあればいいわけです。学校と家意外の場所、それがたとえばそれが森でもいい。そういう意味では、「森のほうかごがっこう」という名前はピッタリだなと。そこまで最初は考えてなかったんですけどね(笑)。

森では、学校ではちょっと問題児の子がヒーローになったりするんです。そういう場所があったらお母さんもちょっと肩の荷が降りるでしょうし。

近藤:あとはもしかしたら遠慮してるかもしれないんですけど、障害のあるお子さんや、そのお父さんお母さんたちにも、ぜんぜん来てもらっていいんです。私も子どもの時、近所に障がいのあるお兄さんが身近に居て、彼は自閉症だったんですけど、よくいっしょに遊んだりしてました。冒頭にも言いましたけど、障がいのある人たちと仕事でも関わってましたしね。

正木:そうですね。森のほうかごがっこうがいろんな子どもたち、親たちにとって、なにかあったらいつでも戻って来られる場所になったらいいなと。

イメージとしては原っぱに立っている、りんごでもみかんの木でもなんでもいいんですが、大きな木。何十年経ってもそこに立っていて、いつでもそ戻ってこれる。遊んで休んだらまた旅立っていけるような場所になったらいいなと思っています。

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